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昔、京都を訪れた滝沢馬琴は、その著書のなかで「京によきもの三つ。女子、賀茂川の水、寺社」と記しました。実にうまいことを言ったものです。その京都には賀茂川を中心に東山、北山、西山とひろがる自然があり、車で走れば5分余りで、ゆるやかな起伏を連ねた、優しい山々が、緑がわたしたちを迎えてくれます。この四季折々の美しさが、この優しい自然がわたしたちに明日の活力を与えてくれるのです。
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京都の建築物で代表的なものを二つあげるとしたら、それは寺社と町屋です。寺社建築の美しさは、木組みの写真にもよく表現されています。一方、京普請、京格子、京間、京畳などの言葉を生んだ京の町屋は、質量ともに日本の都市住宅の頂点に位置します。これは日本のシステム住宅の先駆けであり、生活の知恵の凝縮でもあります。そして現代の建築物はこの基礎の上に成り立っているのです。 |
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仕事も、知恵をみがくことも、遊びも同じウエイトで考える時代がやってきました。この3つのバランスをとるのに京都は格好の都市です。伝統の文化とそのまた蓄積がわたしたちの感性をみがいてくれるのです。私たちの会社が展開する京都から滋賀にかけての地域は、山あり、川あり、琵琶湖ありで遊ぶのにことかきません。いま、京都は「地の利」「時の利」に恵まれているといっても過言ではないでしょう。 |
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